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ハリウッド産のパニック映画とは毛色が違いますが、骨太のサスペンス・アクションとして見応えあり。 2006/9/21
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70年代半ば、パニック映画が席捲していたハリウッドに負けじと、イタリアの大プロデューサーであるカルロ・ポンティが、ヨーロッパを舞台に製作したパニック大作。日本では、J・ラング主演の「キング・コング」と共に、77年正月を飾る大作映画として公開され、大ヒットした。一度聴いたら忘れられないジェリー・ゴールドスミスによる、一見悲愴なラブ・ストーリーを思わせる様な、哀切で美しい旋律のテーマから一転、ジュネーブのWHOをテロリストが襲撃、警備側との銃撃戦を経て、機密事項で培養されていた細菌に誤って感染した一味の1人が逃亡し、大陸横断超特急に乗り込むという序盤の切れ味鋭いシークエンスが物語っているように、パニック映画と言っても、ハリウッド映画のそれが、デザスター(災害)による巻き込まれ方式の“事故”から起因されるものであるのに対して、今作は、明らかに、人的要素=国家的陰謀から引き起こされた“事件”から起因される。正直、クライマックスのパニック描写こそパッとしない出来ではあるが、その分、やや強引で劇画チックな展開であるものの、骨太なサスペンス・アクションとしては大層面白い。列車全体が完全隔離され、防疫服の軍隊に掌握されてしまうシーンは、今観ても、かなりインパクトが強い。ヨーロッパ勢のリチャード・ハリス&ソフィア・ローレン夫妻の活躍ぶりも見物だ。それにしても、この当時は、この手のエンタテインメント作品でも、公然とアメリカが“巨悪”として描かれていた。今作がヨーロッパ資本で製作されたものであるにしろ、“時代”を感じさせる。
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死の終着駅 カサンドラ・クロス! 2006/12/9
軍が極秘に開発していた細菌に犯されたテロリストが列車内に入り、乗客が大量感染。
しかし途中で治療法が見つかり、乗客たちは回復するも、機密保持のため軍は乗客を隔離し、戦後老朽化のため使われていない橋・「カサンドラ・クロス」にノンストップで列車を走らせ、証拠隠滅を図る・・・・
昔、日曜洋画劇場で小6くらいのころ見た映画。
ラスト、橋ごと列車が崩落していく場面はまさに阿鼻叫喚の地獄絵図。
壊れた橋が列車を突き破って死んでいく乗客の描写がエグいのと、主人公が乗ってる車両のところで列車が止まり、主人公達が生還するシーンが印象に残っている。
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パニック映画ではなくサスペンス映画の秀作 2007/8/26
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公開当時はパニック映画として宣伝されていましたが、パニック映画としてはスペクタクルな場面があまりなく、むしろサスペンス映画としてみれば秀作です。バート・ランカスターのいた司令部のような部屋の描写は冷たく緊迫感があり、こちらのシーンの方が列車内の描写よりも怖かった記憶があります。この手の映画の常道として今回もオールスター・キャストが組まれてますが、製作者のカルロ・ポンティの悪い癖でソフィア・ローレンの出番が多すぎです。リチャード・ハリスVSバート・ランカスターの戦いが主軸の話が見たかったのに、なにかというとソフィア・ローレンがしゃしゃり出てきて興ざめしてしまうのが唯一かつ最大の欠点です。ジェリー・ゴールドスミスの音楽は良かった。