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土方巽! 小池朝雄! そして由利徹を見よ! ☆は500だ! 2007/11/22
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世にいくつかある、“封印”された日本映画の中でも、そのインパクトの強さに加え、ただのキワモノに終わることなく意外にきっちりと作られ、高い娯楽性を誇る《最強》の一作が、リージョンオールの海外盤でついに登場しました。『直撃地獄拳 大逆転』の国内盤発売もあって、個人的に“石井輝男チャンピオンまつり”を開催したい、そんな気分の今日この頃ではあります。
さて、この作品を映画館で観る時、場内に渦巻く“うねり”のようなグルーヴ、そして奇妙な一体感は、実に忘れがたいものがあるのですが、実際に家で―「なんでこんなところで笑うの?」みたいな場面で発生する、他のお客さんの妙な笑い声に悩まされることもなく―比較的冷静な状態で観ていると、乱歩ワールドの映像化として、これは最高のもののひとつなんじゃないかとか、また新たにいろいろな事に気付かされたりしました。
本質的にこれは、とてもヒューマンな、悲しい物語であり、あの衝撃のラストを眼前にしながらも、思わず涙してしまうことがあるかもしれません(オレもそうですが)。
ぜひその気持ちを、大切にしてほしいと思います。
なお、画質・音質・発色は、きわめて良好。
字幕は英語のみで、もちろん消すことができます。
予告編(波打ち際で踊る、土方巽が着ている振袖の柄が、本編と異なる点に注目)、左右キー/ボタンで、30作以上のビジュアルを一覧できる、石井輝男監督作品ポスター・ギャラリー(隠しコンテンツあり)など、映像特典も充実。
そしてなんといっても、メニュー画面が素晴らしい!
ジャケットはリバーシブル仕様で、裏返すと公開当時のポスター・ビジュアルをジャケットにすることができます。
もし国内盤が出たとしても、これだけのブツになるかどうか、ちょっとわからないだけに、ここは迷わずご購入されますよう、おすすめしておきます。
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暗黒舞踏(Butoh)の創始者である土方巽のすばらしい演技 2007/12/17
99分の映画で、展開が早く、全編を通して無駄の少ない乱歩の原作らしい妖しくサスペンスに満ちた映画です。設定が大正時代で、その時代にしかない独特な雰囲気を再現しています。舞踏家の土方巽とコロンボの声優としても有名な小池朝雄が、彼らにしかできない非常にテンションの高い演技を見せており、もし他の役者が演じていたら、それこそお笑いにしかならないであろうシーンにリアリテーを持たせています。特に土方は動きのすべてが舞踏のようであり、哀しみ・怒りといった感情をたくした動きの一つ一つが、(暗黒)舞踏の創始者である土方の貴重な記録映像としても重要かと思われます。特典映像で、石井輝男監督はパノラマ島奇談が原作なのだが、映画会社が勝手に題名を現在のものにしてしまったと言っています。題名が差別的なものになってしまいましたが、内容はむしろ身体障害者に対する健常人からの差別がもたらした悲劇となっており、健常人の差別意識への批判が込められています。障害者を怪物のように宣伝しているこの映画のポスターなどとは作り手の真の意図は異なると思われます。残酷シーンも性描写も穏当ですが、精神障害者、性倒錯者、差別問題など現在の尺度では不適当な表現が多く、解釈の困難な部分がありますので、中学生からの鑑賞が適当です。特典映像で、二人の日本の映画監督が、“カルト映画ファンらしく、バカバカしいシーンの連続で爆笑でき、10本の指に入る映画”と語っていますので、コアなカルトファンのかたは、そうした楽しみかたも可能です。ただし、石井監督のインタビューなどからも伺えますが、そうしたシーンは決して笑いをとることを目的とはしておらず、何の先入観もなく見ると、大変真面目に作っている姿勢が感じられました(安い作りのC級映画を馬鹿にして笑ってみるのは私も好きですが、この映画は私にとってはそうしたジャンルには入りませんでした)。
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ついにアマゾンにも登場しましたか! 2007/12/18
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国内外で一部の人たちに(海外ではかなりの人たち?)熱狂的に支持されながら
内容に特異な精神病院描写や奇形人間などが含まれるため国内では放置されてる映画
アメリカ盤にもかかわらず
実は売れている中の多くは日本人が逆輸入で購入しているらしい
アメリカ盤とは言え
リージョンはフリーで日本のプレーヤーでも問題なく再生できたし
本編や石井輝男監督インタビューや塚本晋也・河崎実監督のインタビューは全部日本語で話しているので
英語がまったくわからなくても普通に楽しめます
しかし、すばらしいのは
日本のメーカーなんかは特典は予告編入れて終わり、みたいなところがほとんどなのに
このDVDは実に愛に溢れてるというか
すごくいいです
メニュー画面の土方巽の踊りがすばらしいし
イタリアでの石井輝男映画祭(けっこうでかい会場でやってる)のドキュメンタリーは入ってるし
塚本晋也・河崎実監督が語る「石井輝男映画」も楽しいし
ポスターギャラリーなんかもかなりの数の作品のポスターが収録されているし
極めつけはリバーシブルジャケットで裏返せば当時のポスター・チラシーのデザインそのままのジャケットになるし(かっこよすぎ)
最高です!
日本の配給会社も見習って欲しいですね!
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なんとリージョンALL! 2007/11/14
本物の“見世物小屋”を登場させてしまった傑作『悪魔の植物人間』(日本劇場公開の邦題)でさえ、『ザ・フリークメーカー』なるタイトルでDVD化され、国内でも発売されている。
ならば、「海外でプレスすれば、あれもOKなのではないか?」と夢想していた“あれ”が本当にDVD化されてしまった。
しかも、私の手元に届いた実物はリージョンALLで、国内仕様のプレーヤーで普通に見ることが出来た。
「原版フィルムが破棄されて上映不可能」という噂もあった、四半世紀前を思い起こせば、夢のようである。
「孤島の鬼」と「パノラマ島奇談」をブレンドさせた発想が素晴らしく、デタラメのようで意外と筋の通っているストーリー構成にも感心させられる。
土方巽の暗黒舞踏ショーもタップリ見られるので、個人的には大傑作だと思っている。
初めて映画館で観たときには、感激して泣いてしまった。
その後、機会あるごとに観ているが、大阪の梅田東映会館閉館記念上映で観たときにも、やっぱり泣いてしまった。
“怪作”だと言われることの多い映画だが、本作よりも、たとえば藤田“姿三四郎”進が「よーし、俺が一丁もんでやろう」みたいな柔道家ノリで明智小五郎を演じた『蜘蛛男』などの方が、よっぽど変だと思うのだが…。
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ハチャメチャだけど、一応辻褄はあっている怪作 2007/11/4
ベースになっているのは“パノラマ島奇談”ではなく、“孤島の鬼”です。 それに“屋根裏の散歩者”や、“人間椅子”の要素も持ち込み、明智小五郎まで登場してくる、まさに“江戸川乱歩全集”! 異様な存在感を持つ暗黒舞踏家土方巽の抜擢や、誰もが口にする伝説のラストシーンなど、見所は多いです。 その割には途中で意味のないコメディ・タッチの場面が出てきたりして、まあ映画全体としてはバランスの悪いゲテモノ作品になっているという、文字通り怪作。 良くも悪くも、今となってはもう二度と作られないタイプの映画です。
なにしろ日本ではDVD化は当分なされないだろうと言われているだけに、石井ファンなら持っていたい一枚でしょう。 輸入品ですが、もしかしてアメリカでデジタルリマスターしたのだろうか・と、思うくらい画質、音質ともに良好です。 特典もこの値段のものにしてはなかなか充実しているので買って損はないと思います。 ファンの方なら品切れになる前になんとかご購入を。
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笑えます!つっこんでくれ~と訴えている!・ 2007/11/10
題材が[フリークス]ということで国内ではソフト化されてない問題作。だが、実は怖くもなく、「なんだ!こりゃ~・」の世界…。乱歩の作品をまぜこぜにして未消化もなんのその、カオス漂う怪作となっている。[盲獣VS一寸法師]でも同じことをやっているし…、素晴らしすぎるよ![石井輝男 監督]!!個人的には特典の[塚本 監督]インタビューがうれしい!
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家庭「奇形人間」時代突入。 2008/1/22
本作DVDがリリースしているのに遅れて気付き、慌てる者1名。
かつてサンプル版が流出、一部の間でのみ家庭内鑑賞が可能だった時代から、
ついに「奇形人間」一億鑑賞時代がやってきた!!
ファミコンお茶の間進出並みの事件だ。
もう観ていても、他から笑い声はいつもの場面で聞こえてきません、
いつ泣くも笑うも貴方の自由。
由利&大泉両氏登場で笑える以外は薄れた記憶を取り戻すように静かに観ました。
乱歩好きだった石井監督も、鬼っ子扱いなこの作品がピュアにリスペクトされる機会を嬉しく思う事でしょう。
各ご家庭でじっくり観ていきましょう!!
万歳!!
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日本人向け販売・ 2008/1/27
「孤島の鬼」は乱歩の中でも最高傑作だと思いますが、
この映画はほぼ、本当にうまくそれを再現しています。
乱歩の世界(雰囲気)が凄くよく伝わります。
かなり前に映画館で「姑獲鳥の夏」と「犬神家の一族」と
これの三本立てオールナイトをやってたので映画館で見ました。
しかも、前の二本が終わってこの映画になった時、「せっかくの
機会なので一番大きいスクリーンの館に移ってご覧ください。
こんな機会、もう二度と無いと思いますから」と言う支配人さんの
粋な計らいでいつもは話題作がかかるでかいスクリーンで見られて
妙な感動におそわれたものです。
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お母さーーーーーーーーーーん!! 2007/12/27
クライマックスのシーンは本当に笑いが止まらなかったです。
石井輝男監督、本当にありがとうございました!!
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後半30分は見せ物的なのでしょうか・ 2008/1/19
噂にきいていた被差別映画でしたが、前半は近親相姦、後半は奇形人間のオンパレードって感じでした。よく言われる「奇形人間を差別する人間こそ異常!」的なメッセージは、土方氏の「貴様等に奇形人間の気持ちが分かるか!」的な台詞以外では感じられませんでした。あと、唐突に明智が登場してどんでん返しが起きるなど、ストーリーもかなり難解でした。全体的に見せ物的という感は否めませんが、ですが、ラストの「お母さーん!」の花火、そしてこの様なタブーに挑んだ石井監督に感激しています!