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涙なくして見られない 2007/12/4
主人公(マイケル・ホイ)は癌で余命3ヶ月のニュースキャスターであるが、TV局は彼の余命をネタににホイを売り出す。
一方、家族は「ホイは癌でもないのに癌をネタに荒稼ぎ」していると勘違いしているが、嫁入り前の娘がホイのレントゲン写真を見て真実を知る。
ホイの家族は互いに無関心で、彼の癌の発覚を機に家族の絆が生まれるのだが、癌にも関わらずあくまで家族には気丈に明るく振舞うホイの演技は秀逸で、妻を演じるジョセフィーヌ・シャオの演技もすばらしく、涙なくして見られない。
また、マスメディアの視聴率主義への批判は、同じ題材を扱った「インベーダー作戦」・「フロントページ」より直接的であり、社会派ドラマの要素も強い。
ホイの出演作では、80年代の「ナンセンスギャグ路線」とも90年代の「人情喜劇路線」とも一線を画すウェルメイドな作品。
なお、日本版と香港版のラストは異なるが、監督の意向が強く反映されたのは日本版である。