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ユメ十夜のクチコミ

  • この顔ぶれが大好きなら
  • 2007/6/20
  •      (1)夏目漱石原作 (2)豪華スタッフ/キャスト というのが売り。もっとも(1)については漱石ならではを感じさせる部分はほとんどない。また(2)の「豪華」とはスター/大物というより所謂「個性派」「カルト的人気」で、ある種の嗜好を持った観客に強烈にアピールし、そうでなければノーサンキューなたぐいの人たちである。結局漱石はあくまでネタであり、それを映像化した(2)が前面に押し出されている。しかもネタが夢なものだから作り手はいくらでも自分色に染めて自己満足できようもので、実際そうである。 ストーリーに特に意味はなく、奇を衒った映像や演出、演技を眺めるばかり。実相寺昭雄はのべつまくなしに傾いた俯瞰図を並べ、市川崑は縦線と白黒のコントラストを強調し続け、松尾スズキは阿部サダヲ他にワンパターンなキレ芸付きで2ちゃん語を連呼させ、小泉今日子(に限ったことではないが)は棒読み大根、山本耕史は現代人丸出し、市川実日子はきょとんとしてて、松山ケンイチはぬぼーっとしてる、といった具合。全スタッフ/キャストがその名前に想定されるイメージを1mmもはみ出すことなくなぞっていく律儀さには全米が泣く。個性派にありがちな痛々しい冗漫さが全編を覆っており、夢も見ずにぐっすり眠れるだろう。第7話の3Dアニメは大変綺麗なのでこれだけぼんやり眺めていてもいいかもしれない。個人的には山口雄大&漫画太郎タッグによる第十話が楽しめた。 十話のうち一本(上記第十話)のみ星四つ、アニメの映像のみに星二つ、プロローグとエピローグの戸田恵梨香に星二つ、エンディング曲に星二つ、他は全てノーサンキュー(松尾スズキ? 寒いだけでつまんないよ)ということで結局星一つ。

  • 映画館に3回行きました
  • 2007/5/31
  •      1夜から10夜までのオムニバス。 夏目漱石先生の見た夢の小説、それを映像化した映画。 それぞれの監督の演出で、様々にアレンジされています。 中には原作とかけ離れた感もある話もありました。 私は松山ケンイチ君の大ファンなので、彼が出た10夜目が目当てで行った1回目。 もちろん楽しめました!でも1回観ただけでは解りにくいお話もありましたので、結局3回観に行きました。 それでも飽きず、DVDが出たら絶対買う!と思っていたので、8月が待ち遠しいです。 私のお気に入りは10夜が1番なんですが、3夜・5夜・6夜です。 怖かったり、爆笑したり、う~んと考えさせられたり。 面白いです。 (松山クンは2夜目がいいとおっしゃっていましたね)

  • 気に入った作品が多かった
  • 2007/6/14
  •      ・・ 実相寺昭雄、市川崑、清水崇、清水厚、豊島圭介、松尾すずき、天野喜孝、山下淳弘、西川美和、山口雄大という10人の監督のラインナップを見るだけでも贅沢で、作品ごとの好き嫌いはあると思いますが何とも言い難いミステリアスな雰囲気で、それぞれの持ち味が生きていると思います。 以下、個人的に印象に残った作品の感想を簡単に綴りたいと思います。 第1夜 作品全体を彩るのは官能。小泉今日子が色っぽい。 第3夜 さすが「呪怨」の清水崇監督作とあって怖いです。特に、漱石が子供を捨てに行く恐怖の演出の上手さ。また、ほのかな笑いでオチとするのは絶妙。 第6夜 面白いと言えば本作が一番かな。強烈なダンスと2ちゃんねる用語の連発。そして、セリフは全て英語!! 松尾スズキの世界観とやりたい事をつぎ込んだセンシティブな笑いと痛快なオチ。 第9夜 監督 緒川たまきを徹底的に美しく撮るカメラワーク(着物から覗くカカトがエロい)と対照的なピエール瀧の落差が面白い。これも短編で「女神のかかと」という作品を撮っている西川美和監督は『足フェチ』なのかもね。  第10夜 「地獄甲子園」「魁!! クロマティ高校」の山口雄大監督だからブッ飛んだ映画になると期待と心配が混ざった気持ちで観ましたが、怒濤の爆笑、いや、面白かったです。鼻はブタになるは、屁はこくはの下品さ炸裂。ある意味オイシイ役ではあるけど、本上まなみの役者根性は立派だしチャーミングでした。

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