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こんな香水が欲しい 2007/9/8
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臭い・匂い・香りをテーマにした映画。画像と音声という限られた媒体だ
けで香りをどう表現するのかが一番のポイント。
その難しいポイントがありつつも、かなり香りを伝えることに成功してい
るのではないかと思う。
ラストでは、人知を惑わす香水を完成させ、それで人を操るというストー
リーはちょっと荒唐無稽に思えるが、それはそれで良いのかもしれない。
ラストシーンでは、ものすごいたくさんの男女の裸と交わりが描かれてお
り、一種異様な雰囲気。
ハリウッドのアクション映画にはない、妖艶でアーティスティックな出来
栄えを楽しむことができる映画。
ちなみに主人公は小さい頃には言葉が出るのが遅く、嗅覚で物事を把握し
ていた。さらに、自分の興味関心を優先し、他者の気持ちを理解すること
ができず、物として扱うなど、アスペルガー的な感じもする。
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面白かったです 2007/9/8
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図抜けた嗅覚を持つ孤児が自分の才能に気付き、究極の香水を作ることに執着する話です。
映像がとにかくきれいで、久々に映画をみた気になります。
ストーリーは殺人鬼という面よりは、究極の香水を作りたいという衝動で主人公が動いていることを強調していました。
中途半端に話が終わるのではなく、最後は究極の香水の謎がきちんと明かされます。
匂いの映像化がどうのこうのなんて関係なく、面白かったです。
スピルバーグが映画化したかったかどうかは良くわかりませんが、スピルバーグが映画化していたら、殺人鬼に襲われるハリウッド女優側の視点で作品を描いて、駄作になっていたような気がします。
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後半のファンタジーはいただけない・・・・ 2007/10/10
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途中までは,久々に名作に出会ったぞという思いで観ていた。不幸な生い立ちでありながら,類稀なる天賦で香水を嗅ぎ分ける主人公。どうして後半,ファンタジー化するのか・・・。ギリギリのところで保っていたリアリティが一気に失われた気がした。
原作は知らないが,映像も着想も素晴らしい。名作になり損ねた作品だと感じた。
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ヨーロッパ時代劇の姿を借りた現代サスペンス・ホラー 2007/5/26
おもしろい。映画として非常におもしろい。ただ、正直期待はずれだった。私が見たかったのはハリウッドのエンターテイメント映画ではない。時代が生み出した寓話、美へのあくなき欲望が汚辱にまみれた天才を作るという「アマデウス」のような作品だと思っていた。
なおかつ全編を通じて、この「軽さ」は何だろう。冒頭で執拗に繰り返される不快な映像についた効果音からしておおげさで、TVCMのように仕上がっている。主人公を始め登場人物はカテゴライズされて深みはなく、多くの罪を重ねた主人公が、人から愛されることなく、人を愛することも出来なかったことに気づく、というクライマックス場面(例の裸の群衆シーン)は、あまりに予定調和過ぎて同情心すらわいてこない。寓話としての肝であるラストシーンもそうだ。
たしかに映像や音楽は贅沢なほど美しい。意外性の連続する物語に、うまく作ってあると感心する。匂いの主を追いかける主人公のターミネーターぶりも圧巻である。だが、よくある猟奇殺人ムービーと時代や趣向が違うだけで、生命をいたずらにもてあそぶ現代の表現者たちのあざとさを、限りなく感じてしまうのである。
5
恐ろしい映画 2007/7/15
見終わったあとに、これほど複雑な想いが残る映画もめずらしい。
恐ろしい映画だ。
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気持ち悪い~ 2007/10/10
アラン・リックマンが出ているので観ました。中盤にやっと出てきて、出演シーンの最後があれなんて・・・。演技とはいえ、観たくないシーンでした。アラン・リックマンがもったいない!
それに、私には映像が気持ち悪すぎて観られない所もあって、観終わった後にも気持ち悪さが残っています。
処刑シーンから後の部分は全く納得がいかず、主人公にも最後まで共感できませんでした。
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彼にとって、愛=嗅覚 2007/10/13
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一番の見所は、オープニングシーンとラストシーンのギャップでしょう。
あの、オープニングからは絶対にこのラストは予想できない。ラストにはおそらくあのチョイ先までが描かれる・・・最初に観る者にそんな大きな思い込みをさせたうえで、そこに至った彼を見せ続けた。
その上で見せられたラストは180度異なる結果だった。
ハンカチに垂らした一滴の香水は「魔法の杖」となった。
しかも、その直後、彼が吸い寄せられるように行きついた場所は彼が生まれた地。自分の持つ残りの香水全てを頭から浴び涙を流す彼。彼に人々が吸い寄せられていく・・・おそらく彼は初めて「人に愛された」のだと思う。
突っ込みどころはそこら中にあるこの作品。
私は、成り行きの意外性に、あっけにとられもしたが、感激しもした。
積極的に星5個を提供したい。
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類まれなる臭覚の持ち主 2007/10/16
好き派と嫌い派がはっきり二分する作品だと思う。私はどちらかといえば、好きである。
「香り」を映画で扱うことは、考えてみても、とても難しいはずである。しかしこの映画は、
主人公が産み落とされる冒頭のシーンで、早くもこれでもかというくらい悪臭が漂ってくる。
が、最後は主人公の調合した香水はそれを打ち消し、度肝を抜くシーンにまで昇華させる。
最後のひとりの娘を追って、主人公グルヌイユが山を越えて走っていくシーン。カメラが峠を
空中から俯瞰して追い駆けるが、「ラン・ローラ・ラン」を彷彿させるスピード感である。
このトム・ティクヴァという監督は、文字通り類まれな臭覚を持っており、時々現れる斬新な
カットが、中世を扱いながら観客を飽きさせないひとつの要因になっているのではないかと思う。
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微妙・・・。 2007/9/11
本などの予備知識もなく、映画の予告で見たいと思ってやっと見た映画です。
映画自体ホラー系なのかな?と思って見たのですが、あまりそんな印象はありません。
途中までは主人公のサクセスストーリー的な流れすらあります。
異様な生まれ方をして、周りの人間が次々に命を落としていく彼の数奇な運命は、
ラストで昇華したような印象を受けました。
でも微妙なんですよ。(笑)
全然ホラーでもなんでもなく、変態じゃなくて超人ですか?って言いたくなるような。
何百メートル先にいる女性の匂いをかぎ分けたり・・・。
そして人の死がとても軽い。母親はあっさり死んでしまうし、世話になった(利用してた?)
調香師のおじさんはドリフみたいな最期。ちょっと笑いました。
とても不思議な展開が多いけれど、その分不思議過ぎて理解に苦しむ。
もっと素直に怖くて美しい映画を期待していたので、ちょっと残念な気持ちです。
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買いです、とは個人的にちょっと・・・。 2007/10/13
たしか20年ほどまえに池内紀の訳で文春から新刊で読んだような読んでないようなという曖昧さで、「香り」だったかの題名を記憶しているのですが、本作はおそらくそれの映画化だと思います。その本を読んだ時もなにか狐につままれたような手ごたえの無さが残り、解説を読んで、そうなのかと納得できたのかごまかされたのか判然としない、後味の悪さを覚えています。今回映画として改めて(?)観て、なにか頭では理解できても生理的にこういうのは受け付けないという、これもまた後味の悪さだけが残りました。そんなふうに卑近な次元に作品を引き降ろしての捉え方には反感を持つ人もいるかもしれませんが、近からず遠からずのこういう感想を持たれる人も多いのではないでしょうか。そういう意味では、やはりある種の曰く言い難いなにかを確かに内包している作品だとも思いますが。