『2001年宇宙の旅』に対するロシアの答えが本作品であり、同様に記憶に残る傑作映画である。ロシアの伝説的映画監督、アンドレイ・タルコフスキーがスタニスラフ・レフの小説『ソラリスの陽のもとに』を映画化し、綿密に練られたSF大作に仕上げている。ストーリーは宇宙飛行士(ドナタス・バニオニス)による惑星への不気味な航海に沿って展開されるが、その惑星では人間の潜在意識が実体化して現われる。あらすじのみを聞くとありきたりの宇宙探検物のような印象を与えるが(『トワイライト・ゾーン』のエピソードを引き延ばしただけのような)、神秘の旅を続けるうちに未知の世界に引き込まれていく。タルコフスキー監督の意図や手法には理解を超える点も多いが、『惑星ソラリス』は、とりわけスローテンポで先が読めない展開により観る人の頭の中にじわじわと入り込んでくる。ラストシーンが訪れるまでに、従来のSF映画をはるかに超越した感動的で奇異な記憶や故郷に対する幻想が描き出される。カルト的要素を十分含んだこの映画は、意欲的なアートシアター系作品であると同時に、狂気を帯びた幻想の旅の記録でもある。(ROBERT HORTON, AMAZON.COM)
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより) 2003年にリメイクも控えている「ソラリス」の元となった、タルコフスキー監督によるSF巨編。謎の惑星・ソラリスを覆う理性ある有機体“海”に心理学者のクリスが接触を試みるが…。特典ディスク付き、5.1CH、デジタル完全復元作品。
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ケルビンは言った・・「地球にはまだ人類愛は届いていないんだ」 2007/8/9
この映画を初めて見たのは、有楽町にあった映画館で、当時のタウン情報誌で絶賛してあったから見てみた・・・。超満員の空気の悪さのためもあろうが、あまりの長さと眠さにさすがにまいってしまった。
しかし、タルコフスキー体験とは常にそうで、見終わったあと、じわじわと断片的場面がバッハのオルガン曲とともに執拗によみがえってきて、気になってどうしてもまた見たくなる・・・そしてその奥深い宇宙へと浸っていくのだ。
この映画で最も印象深く、陶然としてしまうのは、わずかな無重力状態の中で、男と女がふたり抱擁したまま中に浮くところ。そこにかぶさるのがまたバッハである。それは赦しと救いのつかの間の奇跡が起こったようで、比類なく美しく、宗教的愛にあふれている。
地球に帰還した主人公が、なぜか雨のしたたり落ちる家の中に父の姿を見つける場面も、取り返しのつかない後悔と限りなき慈愛の心がないまぜになったような、意味深遠な感動に心震える。
彼の映画では、、宗教的な愛や超越的な哲理と、実人生の諸相との相矛盾することへの葛藤と焦燥感、対立を超えた昇華と昂揚感のようなものが、詩的で鮮烈なイメージとともに描かれているのではと思う。
哲学者、芸術家、詩人、建築家、工芸家、演出家等、さまざまな要素が彼の中で混然と調和および葛藤していたのではなかろうか?
主人公ケルビンが劇中でこう言っていた・・・・
「地球にはまだ人類愛が届いていないんだ。」
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うーん 2003/2/13
哲学的と言ってしまえば、それで終わりなんですが、
とにかく難しい作品でした。
この作品の良し悪しは賛否両論あると思います。 SF映画とだからといってハリウッド的な展開を望んで観る人には恐らくつまらない作品でしょう。 ソラリスの不思議な空気に飲み込まれることを拒まない人には、この作品は面白いかも?! 私的には、色いろと考えさせてくれる映画だったので☆4つとしたいところなんですが、
クリス役の男優さんが、どーも受け付けなかったので☆3です!
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なつかしいなあ 2007/1/9
学生のころ映画館で見ました
社会人になってビデオを買いました
今回はDVDを買いました
三回見たことになります
原作とはずいぶんイメージが違います
しかしなつかしいですね
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タルコフスキーのSFです 2006/5/18
思ったこと、考えたことが現実に出てくるなんて、クリスは亡き妻のことで悩み、頭から離れない。そしてそれは目の前に現れる。これは人間を滅ぼすということでしょうか?だから宇宙船の乗員は自殺した。
海のようなものが意思を持つ、これは、それにはとても対抗できないことを暗示しているのではないでしょうか?
全体に重い雰囲気の流れるSF映画です。