ブラッド・ダイヤモンド (期間限定版)のレビュー
RUFによる人民の虐殺とダイヤモンド、ディカプリオ好演技 2007/7/16
アフリカでは、かつてからダイヤモンドを巡っての紛争が
激化していた。この映画は、何よりも衝撃的なのは、アフリ
カの実状であった。RUFによる人民の虐殺や拷問めいた行
動を描いている。ディカプリオはなかなか好演技であった、
ただかっこいいだけではなかった、最後のシーンでは栄えた。
ピンクダイヤモンドの争奪はあまりに脚色じみていたので、
星をひとつ落とした。実際の映像を交えていたので、迫力が
あり、テーマがしっかりしていて考えさせられた。アフリカ
の問題は他人事ではない、貴女のダイヤも…。
アフリカ大陸の悲劇ここに在り 2007/6/30
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ダイヤモンドに限らずアフリカ大陸に眠る地下資源の採掘に対する利権を巡って、これまでも多くの欧米諸国の企業は大資本を武器に活動してきた。その一方で,反政府ゲリラや部族抗争などの地域紛争が絶え間なく続き、多くの惨劇を繰り返してきた。これらは非常に関連性がある問題で、このあたりをこのような作品に収めることにはとても意義があることだ。
『キーリング・フィールド』を彷彿させる虐殺シーンはとてもじゃないが目を塞ぎたくなる。アフリカで起こっている悲劇は、我々日本人は先進諸国の中でもとても遠くの出来事のようなところがあり、ひとりでも多くの日本人に鑑賞してほしい作品です。
アカデミー賞3度目の正直でオスカー受賞なるか注目されていたディカプリオだったが残念でしたね。しかし、今作の彼の演技を見る限りでは着実に力をつけてきている。近い将来必ずオスカーを手に出来るでしょう。最初はミスキャストではないかと思っていたが,終わってみればディカプリオが適役でしたね。また、ソロモン役のジャイモン・フンスーの力強い迫真の演技がこの作品をとても印象づけたことは間違いない。
メッセージもあるアクション大作 2007/7/1
アフリカ西岸のシエラレオネでの内戦を舞台に、その影で暗躍する紛争ダイヤモンドをめぐる様々な人々を描いている。
この作品は単に戦争映画並みのアクション大作としても楽しめるが、アフリカの様々な背景を知っていないと難しい面もある。
主演のレオナルド・ディカプリオはローデシア生まれの元傭兵を熱演していて良かった。
それでも、共演のジゃイモン・フンスーの方がさらに主役を食うほどの好演を見せている。
アクション部分も強いので「ホテル・ルワンダ」や「ラストキング・オブ・スコットランド」ほどに
メッセージ性が強いわけではない。
それでも、シエラレオネ内戦や紛争ダイヤのような日本ではあまり知られない事実や、
アフリカで暮らす人々の現実に触れられることにとても意味はあると思う。
善悪は行動で決まる☆ 2007/9/24
テーマとは裏腹にエンターテイメントな作りになっており、非常に見やすくて、単純に面白いです。
そして素晴らしいのは、その中においても、“この映画にあるべきリアリティとメッセージ性が損なわれていない”ということです。とても胸に迫るものを訴えかけてくれました。
本当にバランスのいい作品だと思います。
ダイヤモンドを巡る人間ドラマ、主要人物それぞれの思惑・行動・立場、その交差。
あるいは、一瞬にして奪われる日常・殺し合い・洗脳された子供達・そこにある現実。
引き込まれて、揺さぶられずにはいられないものがありました。
ただ、それでも、実感とはまだ距離があることも否定出来ません。
「ダイヤモンドを買わないでおこう」
「ダイヤモンドってよくないね」
そういう安易に結論づけてすむ話ではありません。
本当に、知るべき、感じるべき現実を見せてくれます。
またどのキャストも素晴らしかったのですが、特にディカプリオ。今まであまりいい印象はなかったのですが、人気俳優というより名優という言葉が似合いそうな名演ぶりだったと思います。
ディカプリオの良いところが満載 2007/9/26
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公開時に見ることが出来ませんでした。
原作は既に読んでおりDVDで初めて映像を見ましたが、
脚色もスケール感も人物背景もうまくまとめられており、なかなかの出来だと思います。
辛い映像も出てきますが、ストーリー上で重要な説明となるため目を背けてはいけません。
アフリカ全土に数十万人も存在するという幼い少年兵達、同じ国民の間で流される血。
それに拍車をかけるのが白人社会のダイヤモンド市場。
正に「ブラッド・ダイヤモンド」です。
漁師のソロモンを演じるジャイモン・フンスーがいちばん熱演していたかもしれませんが、
ディカプリオも見応えのある演技とセリフで、カッコイイとしか言いようがありません。
特にラストシーンはディカプリオの演技に魅了されるでしょう。
本作は、ジェニファー・コネリーを加えて3人が主な登場人物ですが、
現地の背景やダイヤモンド市場のカラクリ、家族愛など盛り沢山の内容で
一級の娯楽作品に仕上がっています。
アクションシーンも満載、見応えもあります。
余談ですが、ロシア以外の国が制作する映画として、
本物のMi-24ハインド攻撃ヘリが戦闘シーンに登場するのは珍しいと思います。
社会派ながら、アクション?サスペンスとしても面白い!! 2007/8/9
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レオナルド・ディカプリオは、元ソルジャーという難役だが、アフリカ訛りの英語を上手く操りながらアクション場面もプロらしく淡々と演じていく。
ソロモンを演じたジャイモン・フンスーも、凄まじい状況下での父性の思いを静かに時には熱く演じていく。特に、ラスト近くで息子と対峙した時の不安と焦燥が視線によって絡まるシーンは白眉です。
ダニーに反発しつつも惹かれあってしまうマディーという女性像はジェニファー・コネリーが演じたからこそだし、彼女の存在がこの映画の問題提起を鮮明にしています。彼女とダニーとのロマンスの部分も抑え気味で好感。それにしても、ジェニファー・コネリーの『目ぢから』はスゴイ。
内戦最中の国から不法に輸出されたダイヤ(紛争ダイヤ)の代金が、反乱軍の武器購入費に充てられ、内戦を長引かせる一因になっている。この紛争ダイヤはある方法で正規の流通ルートにのり、私たち先進国の消費者の手にわたるわけだが、そうしたショッキングな現実についても映画はきっちりと説明する。世界トップクラスのダイヤ消費国である日本人としては、決して他人事ではない。
ハリウッドの娯楽アクションでも、作りようによっては意識を変えられる社会派映画になる。それにチャレンジしただけでもこの映画の存在意義はあるし、ハラハラドキドキ感たっぷりで、アクション・サスペンス映画としても非情に出来が良いです。
そして、全てハッピーエンドではありませんが、心地良いカタルシスがあります。
考えてほしい作品 2007/9/20
実際にあった話だなんて、到底信じたくない。
けれど実際ある話。
過去の話なんかじゃない、今現実に起こっている。
なので映画だけどドキュメンタリーみたいなもの。
ここだけじゃない、宝石に関しては血がいまだに流されている。
美しいものには血が流されている。
皆に見てほしい作品。
久々にディカプリオらしいすばらしい演技で
終始引きこまれた。
最後のエンディング後、どっと疲れた。
世界の現実を知らないことは罪だと思った。
ピンクの魔力 2007/9/23
ダイヤモンドを巡り、ディカプリオがラブにサバイバルにアクションに大活躍する映画です。
そして最後には少し現実を突きつけられる。
アフリカの問題は根が深いと改めて痛感させられました。
こんな映画を観るとアメリカのインディアンの言い伝えを思い出します。
「地中の悪魔を掘り起こしてはいけない。」
ギリシャ神話で言う所のパンドラの箱を開けてしまった人間は閉じ方をまだ知らない。
あんなピンクダイヤモンドが或るのならば観てみたいと思ってしまった事に地中の魔力の恐ろしさを感じてしまう。
見ごたえある素晴らしい映画だった! 2007/9/23
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見ごたえある素晴らしい映画だった!
メッセージがドンと伝わってきた!
最初から衝撃的な内容が続くので、
一時も目が離せない2時間半だった。
私はキラキラしたものが大好きだ。
けれど、美しいダイヤモンドの影に
こんなに沢山の血が流れているなんて!
私はまるで知らなかった。衝撃だった。
人間の欲深さ、酷い現実に打ちのめされた。
子供が洗脳され殺人兵に教育されたり、
「環境で悪魔になった」と言う侵略者。
濃い内容で、とても考えさせられる。
熱い役者陣も素晴らしい!お勧めです!
TIA=this is Africa 2007/9/29
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観終わってまず、アフリカ人たちの大きな犠牲の上に成り立っている「先進国」と言われる国々や人々への強烈なメッセージを感じた。「ナイロビの蜂」が訴えたメッセージと共通するものだった。
主人公アーチャーはアフリカ生まれで「アフリカ育ちの白人」であったこと。アフリカ人の血と汗にまみれたダイヤという石を、宝石にして大もうけする白い人間たちに渡す「仲介者」であったこと。そして「彼が選んだ自身の結末」。これらは、ディカプリオに感情移入したファンにとって、大いに救いとなる事実だったように思う。
リアルな映像は確かに観る者を圧倒した。
なかでも「少年兵」の映像はきつかった。
少年兵役を演じた子供たちの心は、大丈夫だったのだろうか?
最近「アフリカ」の悲劇が多く映像になっているように思う。
なぜ今、「アフリカ」なのだろう。
ディカプリオの演技! 2007/9/22
ディパーテッドといい、ディカプリオは暑苦しい役柄の作品が続いていますが、演技がとてもいいです。
ジャイモンフンスーの迫真の演技も素晴らしいです。
そしてアフリカの混沌とした内紛の絶望感も伝わってきました。
銃撃戦も迫力あって画面に釘付けに。
ただ途中、中だるみがあったので星一つ減らしました。
スケールの大きい映画をひさびさに観ました。 2007/9/23
ダイアモンドとアフリカの問題。アフリカが身近に感じられました。
非常に大きなテーマがこの様なアクション物語に構成できるとは。さすがハリウッド。
と、感心できる作品です。
アフリカの大地を見下ろしながら・・・のディカプリオ。いいですねー。
衝撃的 2007/10/6
初めて見たとき、こんなことが起こっているという現実に唖然とした。
話としては、フィクションだろうけれども、アフリカにおける、ダイヤモンドに
まつわる話のひとつとしては、ノンフィクションとして捕らえていいと思う。
この映画を見た後に、アフリカの情勢に、とても興味を持ち、
あれこれ勉強するほど、私の興味をひきつけた。
歴史、地理、経済が苦手な私でも、こうやって映画になってくれると
とてもわかりやすいし、興味がもてる。
ダイヤモンドだけではなく、高価なものの裏にはきっとこういった血なまぐさい
話が隠されているんだろうなと考えるようになった。
もうダイヤモンドは買わないぞ!!ってたくさんの人が思うようになるんじゃないかな?
とにかくいろいろな人に見てもらいたい。
三人の運命が交錯する中盤から、ぐいぐいと引きつけられていった 2008/2/9
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内戦が続くアフリカのシエラレオネを舞台に、大粒のピンク・ダイヤモンドをめぐって、三人の男女の運命が交わるストーリー。
離れ離れになった家族を探すソロモン・ヴァンディ(ジャイモン・フンスー)、ダイヤ密輸の現地調達員を務めるダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)、アメリカ人女性ジャーナリストのマディー・ボウエン(ジェニファー・コネリー)。彼ら、主役三人のキャラがしっかりと立っていて、それぞれに見ごたえのある演技で魅せてくれましたね。
なかでもこの人、レオナルド・ディカプリオの男の色気に、惚れ惚れさせられたなあ。荒々しい野性の活力の中に、孤独な寂しさを湛えた彼の青い瞳が素敵でした。『太陽がいっぱい』のアラン・ドロンを彷彿させる美しさ。しびれましたねぇ。
三人の運命が絡まり合う中盤から、ぐいぐいと、話に引きつけられていきました。格別、心を揺さぶられたのが、死に瀕したある人物が、遠くにいる大切な人と言葉を交わす場面。ふたりの想いが奔流のように胸に流れ込んでくる気がして、ぽろぽろ、涙がこぼれました。
胸が熱いもので満たされた、ダイナミックな映画。圧倒的な見ごたえに感動しました。
知らなかった 2007/9/10
そんなに遠くない数年前、こんな事があったなんて全く知りませんでした。
キラキラ輝くダイヤの背景に、こんなに凄まじい紛争があり、ドロドロとした
血が流されていたのですね・・・
宝石に特に興味の無い私も、婚約指輪はやっぱりダイヤがいいなあと、ダイヤ付きの物を
もらいましたが、ダイヤや宝石の採取される状況に思いを巡らすことなんて今までの人生に
全く無かったです。
とにかく冒頭から目を背けたくなるようなシーンが一杯です。
人が人じゃないかのように、撃たれてバタバタと倒れ、画面いっぱいに映る動かなくなった
沢山の「元・人間」達・・・
同じ人間が人間を、そして同じアフリカ人がアフリカ人を、という悲惨な現実
実際は映画に描かれている以上の惨状であったことは間違いないでしょう
本当につい最近 こんなことがあったの?
すっかり平和ボケしてしまった私には まだ現実味が湧かず、どこか違う世界の事の
ようにしか感じられず、そういう自分の事がなんだかとても嫌な人間に思えてしまいます
いくつも心に残る台詞があり、目に焼きつく場面もあり、ジーンと響くところもあり
色々考えさせられ、思わされる作品でした。
レオは役になりきり、したたかで骨太な悪役を演じていて私はとても良かったと思います
ギルバート・グレイプの時もその演技力に驚きましたが、随分と大人になったなあという感じ
ジェニファー・コネリーもナチュラルな美しさで、芯の強い女性ジャーナリストにぴったりです
ジャイモン・フンスーも迫真の演技で、この先 どんな作品に出演するのか楽しみ
ディカプリオ好演 2007/9/15
社会派ドラマをサスペンスアクション巨編にしている。
ジェニファー・コネリーはアイドルを脱皮して貫禄のある女優になった。
ディカプリオも結構、いい味、出してたな。かっこよかった。
こんな戦争(紛争?)が今も続いているなんて異常だ。
圧巻の一作。
久しぶりに劇場までいった作品 2007/11/8
アフリカの惨状を知っている方ならともかく、映像の迫力も加わって、私のような一般人には衝撃的。現実はダイヤだけじゃないですし、作品の背景にあるものを継続的に考えてみようという気になりました。現実は俳優でもなければ、日常として、名もない人が死んでいたり、企業や消費者の責任は問われないわけですし、なおさら悲惨に感じます。
“Catch Me If You Can”あたりから、ディカプリオは良い役者だなーと気がつきました。まあ家柄とかコネのあるヘボ役者が早々に仲間入りできるのがアカデミー賞であって、仲間内のお遊戯会みたいなものでしょうから、ディカプリオのような演技のできる役者には、ノミネートされても、是非ボイコットして欲しいですね。「この業界は腐っているから」という理由で。
白人至上主義ここのあり。 2007/11/13
ここまで黒人を馬鹿にした映画があたろううか?や。ありません、セイゼイ頑張ってね。
見るべき映画であると同時に、娯楽としても楽しめる。 2007/12/22
「ラストサムライ」の監督作品。レオナルド・ディカプリオがやってくれた!さすがの熱演。アイランドにも出ていたジャイモン・フンスーもシブい。この映画で描かれたこと同様またはそれ以上の惨劇がアフリカで起こったのは間違いないし、今だ子どもの兵士は多くいるという。彼らが銃を持つ姿は目を覆う。「元々の善人も悪人もない。行動がそれを決める。」の言葉は納得してしまう。この実状を知っておく必要はある。我々日本人にできることはダイヤモンドを買わないことくらいか。見るべき映画であると同時に、娯楽としても楽しめる。いい映画。特にラストに近づくにつれて。
観てよかった…! 2008/1/15
昨日、やっと以前から観たかったこの作品を観ました。 想像していたましたが、本当にスケールの大きい作品で、圧倒されます。この時代、第3世界と呼ばれている国々で何が起きているのかなど、この作品を通して改めて知り、本当に色々と考えさせられました。
この作品はある意味ドキュメンタリーとして位置付けできるのでは、と個人的に感じますが、それ以外にアーチャーと女性ジャーナリストの心の通い合い、ソロモンとディアの親子愛などの人間模様がヒューマンドラマとしても、とても良く出来ていると思います。
他の方もおっしゃってましたが、ぜひたくさんの人に観てもらい、色々な事を感じてもらいたい、と個人的に思います。この作品と出会えてよかった!
ついでにディカプリオとフンスーの2人の演技が本当に光っていました!
伸び伸びディカプリオ 2007/9/13
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おカタイ社会派映画で,ディカプリオが気難しい顔をして演じるのであろうと高を括っていた。ところが今回の彼は,プレッシャーから解き放たれたような自然な演技をしていた。
台詞の度,語尾に「ハン?」と付けるのも悪くなかった。偉そうなこと言うようだが,ディカプリオが「タイタニック」から逃れようとあがいていた時期も終わったのかなと感じた。楽しんで,伸び伸びと余裕を持って演じていたように見えた。
観る前の期待度をはるかに上回った。予備知識は要らないし,必要なら後で調べればいい。
いまひとつ引っかかるものが??? 2007/9/18
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役者の演技も予想以上に素晴らしく驚かされもしたし、他のレビュアーの方が書いているようにドキュメンタりーとしても十分見る価値のある作品である。
ただ、そうであるにも関わらず、なにか引っかかるものが心に残った。
主人公の言動や人生観からしてアフリカ人男性に優しすぎるのでは・・・・という点だ。
彼の差し迫った状況からすると、ダイヤをもっと強引に奪う手段や、途中で手を打つ方法はいくらでもあったはずなのに、最後まで彼の言うことに付き合う姿が、ストーリーを構成するために最後まで付き合った・・・・という感じがしてならない。
実は人情にあつい主人公だった。というのはアメリカ人がいかにも好きそうな話ではあるが、ここまで温情がある主人公にするなら、初期の性格付けをもう少し変えたほうが良かったのは。とは思いましたね。
それを差し引いても、十分見ごたえのある作品だと思いますし、現代でも解決されていない色々な問題を発信しているので、是非見てほしい作品。
近年ハリウッドはちょっとしたアフリカ物ブームなのかな? 2007/10/20
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『ラストサムライ』でファンタジー映画を手掛けた監督が現実に戻って撮った映画。
シエラレオネの内戦は知っていたが、ダイアモンド採掘権を巡る諍いというのは知らなかった。テーマもリアルだが、映像も前作より遥かにリアルで迫力がある。戦場と化すフリータウンの様子は一見の価値あり。
テーマは例によって例の如く「白人に収奪されるアフリカ」。いったいアメリカのインテリ映画監督(この監督さんはフランス語が堪能らしいので、絶対にインテリだ)はアフリカに対してこれ以外のアプローチが出来ないのか、と思わなくはないのだが、主人公の「アフリカの白人」という位置は斬新だった。その微妙な立ち位置をまず主人公の操る何種類もの英語で表現するあたり、さすが監督は珍しくも外国語を喋るアメリカ人だけあって、言語と魂の関係を知っている。ディカプリオがクレオ語とかジンバブエ英語とか南アフリカ英語とかを微妙に使い分けていて(←監督のコメンタリーによると)ちょっと感心する。「アフリカの白人傭兵たち」というサブテーマも興味深い。アンゴラの内戦が彼らにとって「ベトナム戦争」的なトラウマを残したことも知らなかった。
重層的な背景にいろいろ興味が刺激されて、説教好きの監督の術中に嵌った感じはする。ジェニファー・コネリーが全くジャーナリストに見えず、ラストの畳み掛ける説教臭さにかなり辟易として(この監督に「省略の美学」はない)気分的には三つ星だが、添え物的美人女優を追い出してからディカプリオとジャイモン・フンスーが風光明媚なアフリカの風景を二人で駆けていく姿は音楽の効果もあってなかなか詩的だった。精神的同性愛映画という点では前作と同じ。プロダクション価値の高さに四つ星。
アフリカ大陸に起こる悲劇は見ておくべき 2007/10/29
資本をバックに現地の人を食い物にする企業。
反乱と称し暴力に明け暮れる反乱軍。
描かれている悲劇の数々は、脚色はあるにせよ、
アフリカ大陸に起こっている悲劇の一面を描き出していると思う。
この映画がうまいところは、
これだけシリアスで重いテーマを扱っていながらも
アクションシーンを上手に織り込めることによって、
エンターテイメントとしても十分に楽しめるところだろう。
それだけに、同じ世界で起こっている悲劇は見てみておいても良いと思う。
控えめなロマンスが出色 2008/2/7
伝統的な娯楽作品の構成要素を乱暴に分類すると、
1アクション
2ロマンス
3スター
4設定
の四つになるでしょうか。
娯楽作品であるからには1~3は結局どの作品にもあるわけで、他作品との明確な差別化はもっぱら4で行うことになります。必然的にプロモーションの力点もそこに置かれ、観るかどうかの判断もそこを基準に行われることが多いでしょう。今作ではそれが”紛争ダイヤ”ということになります。映像的にもショッキングで、レビューもその件に集中するのは当然ですが、僕はこの映画の醍醐味はディカプリオとジェニファー・コネリーが育む控え目なロマンスだと思います。年齢の割にベテランの域に達している二人のキャリアの中でも出色の出来でした。
紛争ダイヤの取り上げ方については賛否両論あると思いますが、ナショジオのドキュメンタリー番組でもない以上「知らない人にちょっと報せてあげた」程度の貢献でもこのテーマを扱った意義はあったのではないでしょうか。チャレンジングな意志をもってつくりあげられている娯楽大作の良品なので、観て「つまらなかった」と思う確率は低いと思います。おすすめです。
刑事プリオやるでないか! 2008/2/24
レオナルド・ディカプリオ作品では一番好きかもしれません。(ビジュアル除いて)
もともと演技力はある人だったんでしょうけど、どうもアイドルのイメージが…。
見る前は絶対にミスキャストだと思い込んでましたが、杞憂に終わりました。
完全に骨太で男らしい俳優さんになったんですね。
現地の父親役をやってた新人さんも素晴らしかった。目がいい。
日本に住んでると、アフリカ情勢というのはあまり大きなニュースとして入ってこないので、
見落としがちになるのですが、あそこでは今も毎日のように惨劇が繰り広げられている。
こういう作品がアメリカで作られるのは、とても意義があることだと思います。
「意義深い映画」止まり 2008/1/18
役者陣の演技の良し悪しはさておき、映画のテーマ自体は大変考え深い。
しかしストーリー展開が陳腐でありがちなものであった。
感想としては結局「意義深い映画」で終わってしまう。
感じた「何か」を大切にしたい作品 2007/12/13
実際にアフリカ各国で生活されている方からみると、これでも表面的だと思われるだろう。
が、サスペンス的要素の強い映画作品と思って見始めた私は、面食らった。
ドキュメント作品を見ているかのような襲撃場面。
一般市民を襲撃することが日常化、正当化される集団。
たとえいかなる理由や目的があるとしても、そこに何も疑問を抱かない集団。
「抱かない」というのは当てはまらないかもしれない。抱くことが許されないのか・・・・。
日本人的感覚、理想主義と言う人もいるかもしれないが、ここは麻痺してはいけない感覚だと思う。
どこでもいい、自分の心の中に「何故?」という気持ちをもつ場面があってほしい。
そんな事を感じた作品だ。