1
映像作品という物はこうでなくてはならん。 2007/10/2
・・
極めて芸術性が高い。
独特の色彩美、独特の世界観、独特の台詞回し、独特の脚本。
しかしながら、「お高く留った」という様子が微塵も無い。
芸術性に走るとどうしても「判る人だけ判れば良いんだ」的な難解な要素が入りやすいですが、これは、それが無い。
むしろ、極めて判りやすい。
理由を色々考えたのですが纏めてみますと「徹底的に余分な物は省いた」ってことではないかと思います。
最も顕著な事にセリフが尽く短い。
「ただの・・・薬売りですよ」「モノノ怪を・・・切るんです」
その気になればいくらでも装飾語を加えられますが、そんな事一切しない。
作画的にも陰影、ハイトーンを入れようと思えばいくらでも入れられる。
でも、そんな事は一切しない。
しかし、重要なポイントだけは全て残してある。
だから極めて判りやすいんじゃないかと思います。
確実に個性が強いというより「異彩を放つ」作品ですが映像作品とはこうあるべきという姿を見た感があります。
2
明確な目的意識と、それを具現化する能力 2007/10/28
・・
このアニメが成功した理由は、標題のとおりだと思う。
世界観、脚本、ビジュアル、演技などそれぞれの構成要素が
かなり独特でクセが強いが、それらはちゃんと目的に沿って
作られ、きちんと機能しているのだ。
Q:なぜ和風・浮世絵風のビジュアルなのか?
A:いわゆるアニメマニア以外の層にアピールするため。
Q:なぜセリフが簡潔で、それでいて思わせぶりなのか?
A:視聴者に想像する余地を残すため。
Q:なぜ5話オムニバスなのか?
A:途中から視聴しても楽しめるようにするため。
これらのテーゼは前作(「怪」の化猫編)からハッキリして
いる。だから、これまでノイタミナ枠の主流であった少女
マンガ系の番組とは、一見毛色が違うようでいて、「大人の
女性や非オタクにも観てもらえる」という、枠の方向性には
きっちりフィットしているのだろう。
僕は、いわゆる萌えアニメの中にも素晴らしいものは数多く
存在していると思うが、それらはオタク層のニーズに応える
あまり、特殊な方向に進化してしまい、ごく一般的な視聴者
層を置いてけぼりにしている場合も多い。
本作は、そういった「アニメはこうでなくては」というよう
な、制作者、アニメファンの双方にあった思いこみに対して、
警鐘を鳴らす意味でも重要な作品だと思う。
3
当初は、櫻井孝宏氏目当てだったのですが 2007/8/31
怪~ayakashi~化猫…を、最初は櫻井孝宏氏目当てで視聴したのですが、あまりの作品のクオリティの高さ、ポップさに、大人が楽しめるアニメとはこのことか!と、即、DVDを購入しました。
以来、もう何回となく見ています。
オーディオコメンタリーでの中村監督や作画の橋本氏の話しも大変面白く興味深く聞きましたし、何より、監督の大ファンになりました。
怪~ayakashi~化猫の製作に関わったスタッフが集結し、主人公の薬売りの男も引き続き櫻井孝宏氏が演じる…との情報が入った時点でDVD全巻購入は決めてましたので、Amazonにて予約開始しとともに私は全巻購入しました。
それだけ、中村監督やスタッフや櫻井孝宏氏を信じきって惚れ込んだ作品です。
現在、『のっぺらぼう』まで視聴しておりますが、期待は全く裏切られていません。
アニメーションなど興味ない人にも奨められる作品なので、本当は誰彼かまわず見せてあげたい!
大好きです。
女性として、毎回毎回、色々な事を考え、視聴しています。
そして、自分が授かった大事な娘を、やさしい気持ちで抱きしめたくなります。
そんな、作品です。
4
ハッとする映像美 2007/10/18
TVシリーズ『モノノ怪』でたぶん一番の怖さと美しさがあるのはこの座敷童子だと思います。
雨の降る中ある宿屋の前にたたずむ謎の薬売り。この男がこの話の主人公。
はじまりの雨のシーンもそうだが宿内も一面が和紙のような浮世絵のような強烈な映像美が話の始めから終わりまで楽しめるのが本作品の魅力のひとつ。
また、モノノ怪を斬るには真と理と形を見極める必要があるため、人の心の有様をあばくことがポイントとなる。
つまり人間の醜いところや哀れなところなどを、その座敷童子のストーリーに絡めてあるいはその映像美も手伝ってか
悲しくも温かい人間模様を映し出してしまうのがこの作品のもう1つの魅力だと思います。
いろいろな場面でハッとさせられるこの『座敷童子』は今までにない雰囲気をまとった最高の作品。
もちろん薬売りの声やアクションもため息がでるほどカッコいいですよ!
5
独特の絵と話 2007/9/5
第一印象は、キャラクターデザインに少し違和感があり、
色使いが鮮やか過ぎて、これって本当に面白いのかなと思ってました。
しかし、見ていくうちにどんどん引き込まれていきます。
妖怪を退治するだけのお話で終わっていません、
京極夏彦の書く小説に似た雰囲気を持っています。
段々と謎が解けていく楽しさ、最初は違和感のあった絵が芸術のように見えてきます。
アクションや妖怪との戦いを期待する人は買わないほうがいいかもしれません。
どちらかというと心理的描写がメインです、怖いには怖いですが、暖かさもあります。
6
自然と引き込まれる独特の世界観 2007/8/15
私はアニメはほとんど見ない方なのですが、
フジテレビが好きなのでテレビを見ていない時でも
チャンネルをフジテレビにしておくことが多いんです。
そんな時、ふと始まったのがこのモノノ怪でした。
地デジで見てるとほんとに鮮やかで、かつ独特で
すぐに引き込まれてしまいました。
画面が次々と変わっていく様は圧巻です。
なにかのアートを見ているような気分になれます。
でもそれだけじゃなくて、お話も素晴らしいです。
一言、オススメです
7
絵巻のような映像とやさしいラストが良い。 2007/9/17
謎の「薬売りの男」がモノノ怪のある所に現れては退治して去る。
・・というのを基本に、そのモノノ怪に関わる人達のエピソードが
加わって物語が進みます。
今回は妊婦と元女郎屋の女将と赤ちゃんを巡るお話です。
男は種蒔いてお終いに出来るけど女はそういうわけにいかない。
産んでも育てられない女達・外科手術も無い時代の壮絶な中絶。
死んでいった赤ちゃんに「座敷童子」
仰々しい説明もセリフもないけど自然と「観て良かった」と思える作品です。
やさしいラストも良い。
8
初めてです。 2007/8/28
普段、アニメはテレビで見るだけとかDVDで借りてみるだけでした。
でも、この前作、「怪~ayakashi~」を友達に進められ、一気に面白さにはまりました。
これほどまでにDVDを「買いたい」と思えるアニメに出会えたのは本当に初めてです。
今のアニメにはない色彩感で、ストーリー性も今と通じるところも多く、とても楽しめます。
今までにない「アニメ」を体感したい人にオススメです。
声優さんも実力派揃い。鳥肌もたってしまいました。
これは本当に買う価値アリです。
9
これはすごいよ! 2007/9/30
すごく独特で個性的な演出にびっくり!
これを映画とかでなくテレビでやろうと決めた人達にまず拍手!
一見とっつきにくい絵と色使いなんだけど、見てたら不思議と
魅き込まれちゃって、毎週たのしみにしてました。
話じたいは特に変わったものとかじゃなくて、日本古来にある
王道ってやつとか、あんまりひねってないストーリーや謎なんだけど
秀逸なのは演出です。もうこれは動く絵画を見てる気分。
とにかくこんな感じのアニメは初めて見たので
驚きとともに感心。いや~今年一番のすごい作品かも!
10
先ずは此から 2007/10/22
初めてシリーズを見るという方には、この作品がお薦めです
正直アニメとしては難解な部類に入る『モノノ怪』
話の内容から興味を持つ方は少ないと思います
しかしこの作品の独特な雰囲気、秀麗なビジュアルは一見の価値が有ります。
又、DVDになったことで自分のペースで作品の謎ときができるというのも大きな点だと思います。
前回の『怪~アヤカシ』よりも手頃な価格ですので是非。