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深夜だからこその表現。 2007/8/31
前編だけだと、色彩・背景は深夜ということを最大限利用しているなと。声優も相変わらず豪華。作画の崩れはゼロです。
OPがちょっと変わってて「おおおw」っとなりました。
あと毎回毎回そうですが、御札や天秤といったワンパターンと思われる中にも、ちょっと違いがありました。回をかさねるごとに少しずつ難しくなっているのが分かります。
そういったちょっとした違いを「楽しめる」アニメはそんなにないのではないでしょうか?
私はすでに全作品予約済みですが、この鵺は怪~ayakashi~の化猫のときのような新鮮も味わえます。
次はどうなるのか?これは何の伏線なのか?毎回考えるのが楽しい作品です。
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凝ってます。惚れます。 2007/9/7
いや、なかなかどうして!
月並みですが、素晴らしいアニメに出会いました!
内容・映像ともに素晴らしいというか、ニクい!
ちょっとカルチャーショック的なアニメです。
私は、弐之巻の「海坊主」から見出してハマり、壱之巻の「座敷童子」を見逃したことをかなり悔や
んでおります。買うぞ~!
第一印象は、画面一面の彩色があまりにサイケで、「え?」。
和紙を張り合わせたような動きは、少し「日本むかしばなし」を彷彿とさせるレトロチックな印象と
斬新な印象の双方を持ち合わせています。
セル画の枚数が多かったり、いやにデジタルチックで動きが滑らかであれば美しいというわけでは
ないのだな、と思いました。
日本の時代モノなのに、クリムトの絵とか出てくるのも面白いですね。
どこまでも謎めいた、単純ではない深い内容も、魅力の一つです。
何もかもが凝ってます。手抜きが感じられず、スタッフの思い入れをすごく感じます。
特に、「鵺」は本当に面白く、ラストの「終わり」の文字が出た時には、見事な話運びと結びに感心
して、深夜にも関わらず「おお~」と拍手してしまいました(笑)。
また、主人公の薬売りを演じる、櫻井孝宏氏の演技も物語の雰囲気にとても合っています。
声質的には、それほどクセのある特徴的な声には思えないのですが(ファンの方々、すみません)、
演技力、間合いの取り方、実に絶妙です。
静かな物言いと、モノノ怪の核心に迫る時の緩急のつけ方、戦っている時のガラリと違う咆哮(?)、
見事ではないでしょうか。
妖しい、這うような喋り方は(似ている似ていないは別として)故塩沢兼人氏を思い起こさせます。
放送は最終話を残すばかりとなり、とても名残惜しいのですが、きっと期待を裏切らないことでしょう。
時代設定も変わるようですし、待ち遠しい限りです。
3
すごい。無駄がない。 2007/9/17
小中さんの脚本、再び。
「海坊主」の豪華絢爛カラフル画面とは対照的に、「鵺」は薄墨を垂らしたような、静かで物悲しい色合いの画面です。
そして始まる、何やら雅なお香の話。
普段、あまり馴染みのないお香の話を分かりやすく、その世界の雰囲気をうまく醸しながら、説明しつつも、事件は起き、謎は深まります。
…一体、この「香」と「鵺」をどう絡ませるのか・不思議に思いながら観ていたのですが、最後で、
やられた!!と思いました。騙された。いっそ、清々しいくらい騙された…。
何と言うか、比喩表現のオンパレード。言葉選びにも、画面演出にも、無駄がない。お見事。文句なしに面白かったです。
そして、大筋の謎が解けるにしたがって、訪れる小さな疑問も、いくつかの言葉を拾って、丁寧に吟味してみると、納得の行く「仮説」が立つようになっているのも良かったです。
と、同時に、分かるように示しながらも、大筋の謎以外は敢えて明言せず、観る人によって、どう取っても良い、と云うような、含みを残して終わるやり方も、モノノ怪らしいというか…、良かったです。
とても、見応えある物語でした。
…あと、竹本さん、今回、別役のメインで出てましたが、芸達者な人だな、と思いました。他の回にもあちこち、ほとんど出演していて、それが全部、違う人物の声にちゃんと聞こえる…。すごい。
どこで出ているか探して、聞き比べてみるのも、楽しいかもしれないです。
…とにかく、おススメの一作です!
4
史上最高のホラーエンターテインメント 2007/9/16
・・
「化猫」の好評を受けて、今度はシリーズ化された作品どの話も傑作(現時点では最終話「化猫」は1話目ですが)ですが、その中でもこの話をお薦めするのは、後編まで見終わった後に改めて前編から見直すと伏線がきちんと細かくちりばめられていることに気づかされ、より楽しめるからです。ここでネタバレをしてしまうとそれは「うっかりうっかり」では済まされないことなのでできませんが、きっとこの思いは共有できることでしょう。
聞香というあまりとりあげられることのない古式ゆかしい日本文化を妖怪サスペンスにうまく組み込み、それを世界最高峰と言っても決して過言ではないアニメ作画・演出で仕上げています。この作品を見ないのは間違いなく日本人として損です。
5
目を奪われるような映像 2007/10/8
和紙のテクスチャーを使った独特な映像のアニメで、他のアニメとは違う雰囲気です。
アニメに抵抗がある方も見やすいと思います。このシリーズはどれも人間の欲とか、嫌な部分が現されている作品です。
どれも好きなのですが、モノノ怪シリーズの中で鵺が1番好きです。
雪がクルクル回りながら横に降っていたり、ところどころ鐘がなったり、効果が独特で面白いです。
和紙のテクスチャーと話の雰囲気がすごく合っていると思います。
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モノノ怪シリーズの中で一作選ぶなら・・・ 2007/12/19
どれもこれも芸術性が高く、タイプも違って目が離せないモノノ怪シリーズですが
一番好きな作品は、この「鵺」です。
今となってはあまり馴染みの無い「香道(組香)」をテーマにした作品で、茶道や華道と
並んで世界に誇れる日本文化をあらためて認識させてもらいました。
ストーリーの緩急の付け方も絶妙で、最後のオチ(?)には感心するやら嬉しいやらで
とにかく「DVD出たら絶対買おう!」と心に決めました。
声優さん達の演技や音響・BGMも相変わらず外しません。
薬売りの櫻井さんは言う事なしで…最後の〆セリフは拍手してしまいました。
雰囲気を作るのが本当に上手です。
映像に関しては、「見終わると色々納得する事がある」というのが楽しい…
最後まで見てからもう一度見返したくなります。
私が「1作だけ買おうと思ってる」という人にお勧めするなら、絶対に「鵺」です。
誰かに借りてでもいいので見てください。
…手元に置きたくなって、その後に購入する事間違い無しですw
7
極彩色から一転したモノクロの世界 2008/1/6
「座敷童子」「海坊主」「のっぺらぼう」ときて、「鵺」。
それまで一貫して描かれていた極彩色の美しい世界がここでがらりとモノクロへ一転し、
「見るものによって見え方が違う」というあやかし「鵺」の謎に迫ります。
香道という実に日本らしい、典雅な遊戯を軸に展開される謎解きと、
己が存在に固執するあまり狂気にとらわれた鵺の『真』と『理』。
振り返れば「鵺」は実にわかりやすく明快な回ですが、
アニミズムな思想と概念をふんだんに取り入れた
美しきジャパニーズホラーの真髄、と言えるでしょう。
降りしきる雪がなぜか直角に曲がってゆくという遊び心も健在。
輝くような色彩が溢れだし、襖絵の動物がゆっくりと目を開く、
クライマックスの演出はまさに必見です。
8
モノノ怪らしい随一の鵺 2007/12/29
どの作品も大好きですが
鵺に関しては、鵺がモノノ怪に至る経緯等が
最後に「やられた!(良い意味で)」感がよく、
とてもよかった作品です。
(あまり話すと本当にネタバレになるので口惜しいですが」、)
モノノ怪になるものは「人」だけでない
思いが強いものは何にでもなる。
小さいころに人形が怖かったことを思い出したりしました。
薬売りの所業をすべて見て、聞いて
「なるほど」と思える作品です。
また今までの鮮やかなカラーと違い、
白黒メインにしたのは香りをイメージしてるのだと
細かいこだわりにまたうっとりしました。
DVD発売楽しみに待っています。