ビョークが2001年に行った「ヴェスパタイン・ツアー」のハイライト、ロンドンでのライヴを完全収録したもの。日本公演でも大きな話題になったこのツアーは、バックにプログラミングのマトモス、ハープのジーナ・パーキンス、サイモン・リーの指揮によるオーケストラ、それにイヌイット聖歌隊を配し、アルバム『ヴェスパタイン』の世界観をより発展させたものだった。
ドープな電子音をベースに、ハープの優雅な音色、オーケストラの荘厳な響き、それに生命力あふれるコーラスが加わって、あまりに美しく精緻な音世界が形成されていく。そしてビョークはその音の中で、時には繊細に、時には声を張り上げて、あのすさまじいヴォーカルを縦横無尽に聴かせる。緊張感が張りつめる前半から、後半になると徐々に解き放たれ躍動していくという流れも見事。ビョークの恐るべき才能が余すところなく発揮され、彼女のこの時点での到達点というだけでなく、現代ポップ・ミュージックの最高峰というべき重要作である。ビョークと各メンバーへの貴重なインタヴューを収録したボーナス映像も必見。(小山 守)
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより) 2001年12月の日本公演直後、ロイヤル・オペラ・ハウスで行われたビョークのロンドン公演の模様を収録。会場を大きな感動で包み、聴衆を圧巻した伝説のライブのDVD化。併せて彼らのソロデビューから最新映像までを一挙にラインアップする。